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2012 KEI International forum in Seoul, Korea

韓国のソウルThe 3rd International Forum for Environmental Assessmentに参加し、日本における再生可能エネルギーの政策と風力発電の環境アセスメントについて講演しました。韓国では風力発電に加えて潮力発電が政策として推進されており、潮力発電の計画予定地も視察してきました。

 

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(上)韓国のKEI(国立環境研究所)主催による国際シンポは今年が第三回目の開催ということで、風力と潮力発電の各国の状況が報告された。韓国に加えて、英、米、ニュージーランド、ギリシャ、日本の研究者が集まった。錦澤は、震災前後の再エネ政策の変化と風力発電の状況について、主に施設や制度等の導入状況、環境紛争の発生状況などを中心に話をしました。韓国・釜山国立大学に短期留学中のM1・北山さんも参加しました。

 

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(上)2日目はソウルからバスで3時間ほど走り、Garolim湾に建設が予定されている潮力発電施設の現地を視察。写真(右上)の左手の付近から反対側の岸まで2kmにわたる堤体が建設されるとのことで設置容量はなんと520MWになるという。これは洋上風力の単機出力4MWと比較すると、130基分に相当する。

ただしどの程度の環境影響が生じるのか不確実性が高く、アセス報告書は審査を受けて、すでに4回改訂されているものの、水質変化の予測の不備などの理由で最終的に今年4月の段階では承認されなかった。

 

 

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(上)干潟で潮干狩りする人々。この辺りは漁業が盛んなので漁師を含めた合意形成が大きな問題となる。私たちが視察した際には大手メディアが取材に訪れていたが、現地の人が言い争いになる緊迫した場面も。補償などをめぐり利害が対立しているとのことで、合意形成は古今東西難しい。

 

 

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(右上)KEIの趙さん(中央)とは半年振りの再会。釜山国立大に留学中の北山さん(左)は韓国での生活にも慣れてきたとのこと。ペゴパ〜、ということで韓国といえばやはり焼き肉と焼酎ですね。。。

 

昨今、国家間ではいろいろとありましたが、研究者レベルでは交流がますます深まっているのが嬉しい。

趙さん、KEIの皆さん、カムサハミダ!