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2013 IAIA International conference in Calgary, Canada

カナダのカルガリーで開催されたIAIA(International Assessment for Impact Assessment,国際影響評価学会)年次大会に参加.現地の広大な草原に建設されている風力発電施設も視察しました.

 

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(上)カルガリーの街並み.古い建物に所々,高層ビルが立ち並ぶ.エリアごとにきめ細かく計画・設計された「つくられた街」というよりも,虫食い的に開発が進んでしまった印象がある.2004年にIAIA大会で訪れたバンクーバーの方が美しく整備されていたように思う.街を走るLRTは,町の中心部は無料で利用できる.この辺りはアジアには見られない便利さ.

 

 

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(上)大会開会式や懇親会では,ファーストネーション(先住民族、いわゆるインディアン)によるスピーチやパフォーマンスが会場を盛り上げた.

 

 

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(上)研究発表では,災害管理のセッションで,リバプール大のフィッシャー先生が昨年の日英研究交流フォーラムの成果を発表.わが研究室は,エネルギー政策における地域の受容性に関するセッションで発表.畦地くん,錦澤のどちらの発表も多くの質問が出て,手ごたえはありましたが,ネイティブの議論のスピードにはついていくのは大変で,冷や汗を書く場面も.英語でのコミュニケーションは一日にしてならず・・・

 

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(上)今年は,原科先生がIAIAの最高賞,Rose-Hulman Awardを受賞.総会でプレゼンテーションの場が設けられ,専門家の倫理についてお話された.アジア圏では初の受賞,過去の受賞者は世銀のリントナー氏など錚々たる顔ぶれ.日本人として嬉しいことです.おめでとうございます!  詳しくはこちら

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(上)カルガリーの東側は広大な草原が拡がる.風が強く吹き付けるところも多く,風力発電施設が設けられている.その一つであるMcBride Lake Wind Farmを視察した.1基あたり660kWと比較的小さい機種ではあるが,広大な土地を活かし,114基が設置されている.事業地周辺は農地になっていて,農家と共同で進められているという.

 

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(上)カルガリーの西側は東側の大草原とは一変して,カナディアンロッキーがそびえ立つ.カルガリーオリンピックの競技場としても利用された.山にはグリズリーが棲息するエリアもあるらしく,どうせなら,トレッキングで大自然を満喫したいところですが,時間がなく山を見るだけ.残念・・・

 

 

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(上)バッファロージャンプと呼ばれる歴史地区を見学.このエリアはかつて先住民が崖を利用してバッファローを狩りした地区で,世界文化遺産に登録されている.オオカミの毛皮を着て,火などもうまく使いながら,最後は崖に追いやって大量のバッファローを狩りしたという.当時の先住民にとってバッファローは生活の基盤そのものであり,毛皮,骨,肉,内臓のすべてを利用して生活していたという.

 

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(上)IAIAに参加した日本メンバー.今年は,東工大関係者5名に加えて,JICAから2名,環境省から1名,名古屋大関係者3名,江戸川大・伊藤先生ご夫妻など比較的多くの日本人が出席しました.

 

来年はチリで開催されます.